トレーニングDVDは2枚で構成されています。
DVD1(77分)
Part1「発音のポイント」では、発音全体の構造、概略を示してくれています。
Part2「子音(23音)」の集中トレーニングができます。
DVD2(97分)
Part1「母音(7音)」のトレーニングです。
Part2「自分でできる発音チェック」では、発音チェックのポイントともに、ケーススタディという項目もあります。
Part3「英語の音声変化」は、実際にネイティブがこうやって発音しているのかがわかるように示されています。
発音記号をみて、発音できますか?
あなたは、英語の発音記号について学校で教えてもらったことがありますか?
「この発音記号は、こう発音するんですよ」といって、教えてもらったことがあるでしょうか?
たぶん、少しくらいはありますよね。
でも、しっかりと発音できるようになるまで、先生に指導してもらった経験はないのではないでしょうか。
中学や高校のような大人数の中で、先生が一人ひとりに、発音指導なんてやっている時間はないですよね。
そんなことをやっていたら、教科書の半分も進まないうちに、一年が終わってしまうでしょうからね。
そんな教え方をされてきたので、発音記号って、単なる飾りにしか感じなくなってきてしまったのは、わたしだけでしょうか?
だから辞書を使って、単語を調べるとき、発音記号なんてまったくみなくなってしまいました。
では、英会話をマスターするために英会話教室に行って、発音をしっかり指導してもらえるでしょうか。
わたしの経験では、マンツーマンで習っていたときでも、徹底的に発音の矯正をしてもらったことはないです。
というか、英会話教室では、会話が進められることがポイントですから、先生が気を使ってあまり細かい発音を直すことはしなかったと思います。
だって、発音を一つずつ直していたら、会話にならないじゃないですか!
(わたしのレベルが低すぎるってことはおいておいてください!)
まあ、こんなことを繰り返してきて、発音をしっかりマスターすることなくきてしまったわけです。
英会話も、教室の中では何とかできるからいいしね。
でも、こんな状態で、本当にネイティブと話ができるのでしょうか?
少し不安はありました。
実際に、ネイティブと出会ったときに……。
まあ、想像できるでしょう(笑)。
そもそも、聞き取るのも難しいですから、それに対して答えるなんてとてもできないです。
聞き取れたとしても、それに答えると、また通じなんだなあ。不思議なことに。
で、ちょっとは考えました。
「何で聞き取れないんだろう?」「何で通じないんだろう?」ってね。
いろいろ調べましたよ。
そしたら、発音とリスニングは密接なつながりがあるっていうじゃありませんか!!
そんなバカな!
いままで、横においておいた、発音をもう一回やれっていうのですか~。
気にはなっていたけど、でも、知らないフリをしていた発音をですか~。
UDA式というのは、鵜田さんの開発した方法ということらしいですが、これに出合ったのは、ホント偶然でした。
わたしの友だちのお医者さんが、たまたまこんな方法があるよって紹介してくれたのです。
何で、医者が英語を勉強しているのかって?
まあ、あなたはご存知でしょうが、お医者さんもいろいろな学会に出たり、学術書を読んだり、外国の人たちと話したりする機会が多いそうなんですね。
つまり、ほとんど世界の共通語と化している英語は必須だとか…。
で、騙されたと思ってやってみろっていうわけです。
今でこそ、似たような教材は出回っているようですけど、その目医者さんが言うには、発音をしっかりマスターする教材はほとんどないということでした。
もちろん、いろいろ調べましたよ。
実際に、いろいろな教材を使ってみましたし…。
まあ、騙されたと思ってやってみたわけです。
実際にやってみるとわかりますが、口の使い方、舌の使い方が、日本語と英語で違うんですね!
日本語での英語の発音(なんのこっちゃ?)、つまりカタカナ英語とはまったく違うってことがわかります。
使っている人の感想とかプレビューなんてのを見ると、「タメになった」とか、「毎日練習してます」なんてのが多いようですけど、わたしは声を大にして言いたい!
「口は大げさすぎるくらいに、大きくはっきりと!」
見てわかったような感じになっているだけではなくて、大げさにやるくらいでちょうどいい!
最初は、発音記号の一つ一つを正確に発音するということを軽視していましたが、実際に口のあけ方、舌の位置を意識し始めると、面白いことが起こります。
ネイティブも、同じよう口や舌の位置を動かしていることがわかるんですよ。
今まで見えなかったものが見えるようになるんです。
今まで感じ取れなかった、息づかいがわかるようになるんです。
結構大きな口をあけてるなあとか、rとlの違いって、結構わかりやすいなあとかね。
これは、体験してみなければわからないでしょうが…。
実は、わたしはちょっと変わった使い方をしました。
ハングル(朝鮮語ですが、この言葉の使い方で気を悪くなさる方がいれば、御免なさい。教えていただいた先生が熱く語っていたので、わたしもそう使わせていただいています)を習うときに、発音をUDA式でやってみたのです。
実際のところ、言語は異なっていても発音記号はほとんど同じなわけで、多少の違いは、そこで修正すればすむわけです。
日本語の母音がaeiouの5音に比べ、他の言語は10音以上あったりするのですが、それはあまり問題ではないです。
というのは、口をはっきりと大きく動かす、舌の位置を意識するということさえ身につけていれば、そのバリエーションの一つに過ぎないからです。
ずいぶん偉そうなことを言いましたが、それをはっきり実感したのは、ハングルの授業の中で、先生が発音された言葉がわかったからなのです。
周りの受講生の方々は、「エッ? 全部同じに聞こえる!」といっていた言葉が、はっきりと聞き分けることができたのです。
授業の最後に、発音のテストがあったのですが、わたしは生まれて初めて(!)「発音が正確だね」と褒めていただきました。
やっぱり発音は大事です。
でもねえ……。
わたしが、30音トレーニングを使って発音を身につけるのに要した時間はどれくらいか?
これは、結構、興味があることでしょう。
楽してマスターしたいと誰しもが思いますからね。
正直なところ、根気のあるあなたでも毎日続けるのは1週間くらいが限度ではないでしょうか。
わたしは、3日坊主が得意なので、3日やって休み、また3日やっての繰り返しで、1ヶ月くらいは続けました。
一つのDVDで1ヶ月続けるなんて、わたしの中では新記録達成!という感じなのですが、あなたは、たやすい事なのではないでしょうか。
ただ、難点を言えば、DVDは持ち運びが簡単にできないということです。
通勤や通学の時間を有効利用したいあなたには、ちょっと残念なお知らせかもしれません。
そこで考えたのは、何か代用できるのはないか?ということです。
幸いにも、UDA式30音練習帳という「書籍+CD」があるので、それを毎日持ち歩いて聞いていました。
あなたが、発音とリスニングにちょっと不安を持っているならお奨めします。
だけど、聞いていればマスターできると考えているのであれば、やめておきましょう。
発音をマスターするのに、口を動かすのを嫌うのであれば、このDVDは何の役にも立ちません。
(聞いていればマスターできるといって煽るのはやめてほしいです!
気を悪くなさった方は御免なさい。)
英語の他の言語もマスターしようとする方にも、発音記号の便利さを実感していただきたいです。
そして、その成果をぜひ報告していただきたいと思っています。